ガラステーブルの次はガラスのイス!

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東北地方の山側に位置している僕の実家は、父が周囲の木々や土を使って色々な道具を作っては販売する商売をしています。子供の頃に聞いた話ですが、どうもこの辺りは日本全国のレベルで見てもかなり質の良い土が取れる上に、所有している山も丈夫で家具作りに向いた木が生えているとのこと。父は自分が先祖から引き継いだ環境で、色々な道具作りに使える素材が取れることで、今の商売をしようと思い立ったらしいのです。

あいにく僕は、父の職人的な気質は引き継いでいないようで、現在は経済学の勉強をするために実家を離れて大学に通っています。実家には父と母、それに4歳年上の兄を残してきている格好になりますが、父の仕事はこの兄が手伝っています。
兄は僕と違い、子供の頃から自分で色々なものを作るのが好きな人でした。枯れ枝を拾ってきてはそれを組立て、「引き出し~!」などと嬉しそうに言っていたのを覚えています。きっと彼が父親の「道具作り好き」な気質を引き継いだのでしょう。

さて、この兄ですが、一つ父と違っている部分があります。それは「妙にガラスにこだわって作品を作る」傾向があることです。先日も母から電話で聞いたところによると、家の割れたガラスを使って、ガラステーブルを作っていたとのこと。母曰く、本人は「ガラステーブルの次はガラスのイス!」と息巻いていたらしく、創作意欲に燃えている様子がうかがえました。
僕は「ガラスのテーブルやイスって、そもそも使えるのだろうか」と疑問に思ってしまいましたが、兄はそういう部分を考えずに色々と道具を作る悪癖があり、今回もそれが出てしまったのだろうなと感じています。